制作会社の現実

ちょっと閑話休題です。
広告制作、番組制作、映像制作といえば、テレビ制作会社が一番に思い浮かぶと思います。

・・・えっ?そんなの知らないですか。

簡単にテレビの制作会社のことをご紹介しましょう。
いつも観ているテレビ番組ですが、全部テレビ曲が作っているわけではありません。日本にはニュースネットワークを組むテレビ局のグループが5つあって、そのうちニュースを流す大元となるキー局が存在します。

こうしたキー局が制作する番組、各都道府県にある民放ローカル局が制作する番組、それから制作会社が制作する番組と大きく分けて3つの番組制作の仕組みがあります。

番組のエンドロールの最後に、『制作著作〇〇、制作協力△△』とあれば、〇〇がテレビ局、△△が番組制作会社というケースがほとんどです。

『制作著作』というのは名ばかりで、テレビ局がプロデューサーとCD(チーフディレクター)を出して、ほかは全て番組制作会社が受け持つパターンがほとんどです。お金の流れもだいたい、スポンサー→テレビ局→制作会社と流れていきますから、番組制作会社が一番下流にいるのが現実です。

チラシ印刷などのように実費を貰えるのはまだいい方で、昨今の不況の煽りで番組制作会社に流れる制作費は削られる一方なのに、番組のクオリティがどうだの視聴率が悪ければ、お前らのせいだと文句を言われるのが現実です。

いやはや、制作会社というのは因果な商売なものですね。

インターネット広告制作の流れ(第2回)

前回に引き続いてインターネット広告制作の流れについてご紹介します。
インターネット広告は他媒体に比べて制作に関しては比較的簡単な作業となります。というのも、テキスト広告であれば、コピーを考えてメモ帳に書くだけですし、バナー広告は掲載サイズに合わせてバナーを制作するだけですから、それほど手間がかかるというわけではありません。

インターネット広告制作のキモは制作にあらず、いかに広告を見てもらうか、関心を持ってもらえるかにあります。

テレビCMとインターネットのバナー広告を比較してみましょう。テレビCMはテレビ番組を観ているときに勝手に流れてきますから、視聴者は受動的に見てしまうことになります。テレビ番組の一部として認識してしまうケースもあります。

それに対して、インターネット広告の場合、テレビと同じようなモニター画面ですが、そこでのユーザーの行動は大きく違います。検索なり、ネットサーフィンなり、ユーザー自身が積極的に関心のある情報を欲していますから、関心事以外のことにはあまり気にかけようとしません。

さらに悪いことに自分の関心事以外のことが目立つようだとノイズやスパムだと感じて悪い印象を持ってしまうという特徴があるのです。

テレビでは”ながら視聴”というスタイルも多いのですが、ネットの場合には積極的に情報を取りに行っているため、興味のないものは基本的に無視されてしまうという事情があります。こうしたメディア特性を理解した上で広告制作にあたることが肝心です。

インターネット広告制作の流れ(第1回)

今回はインターネット広告の流れをご紹介しましょう。
インターネット広告には、バナー広告、テキスト広告、検索連動型広告、コンテンツ連動型広告、メルマガ広告などなど様々な方法がありますが、まずはインターネット広告の特性についてみていきましょう。

[インターネット広告の特性]
昨年、日本のインターネット広告費が新聞広告費を抜いたというニュースが話題となりました。インターネット広告費はテレビ広告費に次ぐ広告媒体2位に躍進したということで、今までの4マス媒体という言い方をインターネットを加えた5媒体に改めるべきでは?という意見も出たほどです。インターネット広告はそれだけ効果も高く、利用しないのは損なメディアになってきたということですね。

インターネット広告は、新聞、雑誌、ラジオ、テレビの媒体と違って広告枠に限りがないという特長があります。

しかし、パソコンの画面には限りがあるため、どこに広告を掲載するかという問題があります。さらに、インターネット広告の歴史的な流れとして、広告を何人が見たか、ユーザーのアクション(クリック)がいくつあったかということが求められましたから、成果報酬型の広告が一般的です。

インターネット広告の最大の特長はこのフィードバックが数値として具体的に把握できるという点にあります。バナー広告にせよ、サイトアクセスにせよ訪問してきたユーザーのアクセスログをサーバーで解析することが出来ますから、正確な費用対効果が見えることも広告主がインターネット広告を選択する要因となってきているのです。

テレビCM制作の流れ

今回はテレビCM制作の流れについて簡単にご紹介しましょう。
テレビCMは簡単に説明するのが難しいのですが、広告制作の中では一番ハードルが高いといえるでしょう。制作費・CM放送枠ともにチラシ印刷に比較して高いということもありますし、映像制作が専門的だという理由もあります。

[テレビCM制作の基本知識]
テレビCMは15秒・30秒が基本単位になります。なんだか短いとお思いになるかもしれませんが、実際にテレビでCMを見ると長く感じることもあるから不思議な時間ですよね。

テレビCM制作は、撮影は監督、カメラマン、助手、雑用係、出演者など多くのスタッフが必要ですし、映像撮影後はスタジオを借りての編集作業があります。また、放送局で使用できる放送テープは特殊なものなので、CM用の素材テープが高くつくケースもあります。

テレビCM制作用の映像機材、スタジオはあまり多くはありませんから借りるのにも費用が高くつくケースがあります。

このようにテレビCM制作には人件費、機材レンタル費、素材テープなど一から制作するとなると結構な費用がかかります。更に、出演者が有名タレントとなると別途出演料も必要となるので、大手メーカーのテレビCMの制作費が1億円以上もかかるというのもあながち珍しいことではありません。

ここにさらに制作したテレビCMはを放送するための放送枠を別途購入する必要があるのです。全国放送でCMを流したいと思ったら、数千万円必要というケースもあると聞きますから、テレビCMを制作して実際に放送するまでには莫大な金額がかかるケースも少なくありません。

ラジオCM制作の流れ

今回はラジオCM制作の流れについてご紹介しましょう。
ラジオはテレビと合わせて電波媒体と呼ばれます。新聞広告、雑誌広告とは違って目に見える広告枠を購入することは出来ません。いわゆるCMを放送する”時間枠”を購入するのが基本スタイルになります。

[ラジオCM放送枠の基本]
CMを放送したいラジオ局によっても料金体系は違ってきますが、基本的にはCM1本放送する料金(@単価)に放送本数をかけたものがCM放送料金となります。ラジオCMは20秒が基本ですから、20秒×10本といった購入方法です。

また、電波媒体の場合、『番組提供』という広告枠があります。
番組開始時、終了時に”この番組は〇〇社の提供でお送りしました”とナレーションが入るのをご存知だと思いますが、いわゆる番組スポンサーという方法です。番組内で繰り返し放送されますから、番組の聴取者が多ければそれだけ多くの人にCMを聞いて貰える可能性が高まります。

[ラジオCM制作の流れ]
乱暴な言い方をすれば、ラジオCMはCM原稿と録音機材があれば誰でも制作可能です。しかし、録音機材、録音スタジオを自前で用意するのは難しいのでCM制作を広告制作会社や代理店にお願いするのが一般的です。

また、ラジオ局に直接制作をお願いする方法もあります。放送局にはスタジオ、録音機材、アナウンサーと全て揃っていますから、お金を払えばラジオCM制作から放送まで全て請け負ってもらえます。

雑誌広告制作の流れ

今回は雑誌広告政策の流れについてみていきましょう。
雑誌広告と新聞広告はともに”紙”を使用したメディアであるため、紙媒体として似たような仕様が多いのが特長です。しかし、広告原稿のサイズの表し方、料金体系は違っていますので、まずは基礎知識から勉強していきましょう。

[雑誌広告の特性]
新聞と同じ紙媒体ですが、新聞と違って雑誌は読まれるターゲットが絞られます。女性誌、男性誌、子供向、週刊誌、月刊誌、それぞれ購読者のキャラクターが違いますから、それぞれのターゲットにマッチする広告制作が求められます。

[雑誌広告枠]
代表的な雑誌広告の広告枠をご紹介すると、表紙裏、目次対向(目次下)、裏表紙、裏表紙裏、中面見開き、中面1ページ、中面1/2ページ、タテ1/3ページ、記事下などなど広告を掲載するスペースによって料金が変わってきます。もちろん、新聞広告と同じようにカラー4色、2色、1色、モノクロによって料金が変わります。

[雑誌広告掲載方法]
◆純広告
雑誌広告で一番オーソドックスなのは「純広告」と呼ばれるものです。編集ページと違って、広告スペースを自由にデザインできます。

◆タイアップ広告
雑誌編集部が制作する広告です。編集ページと同じテイストでデザインされるので、読者からの高い信用度が特長です。

◆記事型広告
雑誌編集部ではなく、広告制作会社が編集ページのように制作する広告です。雑誌によってはPRの表記が必要だったり、掲載を受け付けていない場合もありますが、タイアップ広告よりも比較的安価に利用できます。

◆連合広告
出版社が設けた規定の広告枠以外のスペースを、広告代理店が企画する広告です。

新聞広告制作の流れ

今回は新聞広告制作の流れについてみていきましょう。
新聞広告制作を考えるときに必要な基礎知識として、新聞広告のサイズを知っておきましょう。

[新聞広告原稿の大きさ]
新聞広告の原稿は縦の長さを「天地」、横の長さを「左右」と読ぶのが慣例です。その大きさは以下のようになります。
※ 新聞社によって若干の違いがあります。

◆天地
1段=32mm
2段=66mm
3段=99mm
4段=134mm
5段=168mm
6段=202mm
7段=236mm
8段=271mm
9段=305mm
10段=339mm
12段=407mm
15段=510mm

◆左右
全段=382mm
2割=190mm
3割=126mm
4割=94mm
5割=75mm
6割=62mm
7割=53mm
8割=47mm

天地が10段以降は12段と15段になっているのは、その他の段が基本的に使われることが少ないからです。ちなみに新聞一面の広告を『全15段』、両面見開き広告を『全30段』といいます。

新聞広告の基本的なサイズは上記になりますが、新聞社によっては『記事中』、『突き出し』などと呼ばれる広告枠を設けている場合があります。こうした広告枠を購入して、カラーにしたい場合には別途カラー料金を支払うのが一般的な新聞広告枠の料金体系となります。

新聞広告の制作については上記の広告枠に合わせた原稿を制作しなければ新聞社に掲載してもらえないという事故につながります。天地左右の大きさを確認してから原稿制作にあたるのが基本です。

チラシ制作の流れ

今回は一般的な広告制作の流れについてご紹介しましょう。

広告代理店や広告制作会社に広告を依頼した場合の制作の流れについて簡単にまとめます。ケーススタディとして身近なチラシ制作でシミュレートしてみましょう。

[チラシ制作の流れ]
1.原稿打ち合わせ
チラシに掲載する内容を広告制作会社と打ち合わせます。広告に使用できない言葉や表現などがないかのチェックもしますので、広告制作のプロの目で見てもらいましょう。

2.デザイン制作
広告制作会社にてデザインしてもらいます。ラフ案などを自分で作ってイメージを伝えておくとその後の校正で時間がかかるのを防げます。

3.校正
文字や内容について間違いが無いか打ち合わせしながら確認します。この時点でデザインの手直しなどもお願いします。

4.製版
チラシ印刷用の版を制作してもらいます。

5.色校
実際にチラシに印刷してみて最終的な色をチェックします。パソコンの画面で見るのと実際の印刷では印象が違うケースも多々あります。画面だけで色見を決めるのは危険ですよ。

6.印刷
印刷をして納品してもらいます。新聞折込の場合、印刷会社から直接新聞販売店に持ち込んでもらう事もできます。

実際に新聞に折り込まれるのは販売店に配達されてから2,3日後というのが一般的です。折込日から逆算して、原稿制作のスケジューリングをきちんとしないと、日程が思い通りに組めないという事態にもなりかねません。チラシ制作は余裕のある日程で制作するのがポイントの一つです。

制作現場の現実

巷に溢れる広告の数々。とっても印象に残る素晴らしいデザインのものもあれば、センスの欠片も感じられないデザインのものまで様々です。

美的価値観は人それぞれですが、パブリックスペースに置かれる広告は少なくとも誰が見ても嫌悪感を示さない程度の良識あるデザイン制作が望まれるところです。

さて、そんな広告制作の現実ですが、出来上がった制作物に対して制作現場は華やかなものでは決してありません。

[広告制作の現場]
まず広告制作については、自分の好きなデザインで広告主に提案できるなんて甘い考えを持っていてはいけません。デザインをお願いされる広告デザイナーはほんの一握りの勝ち組だけです。ほとんどの広告制作に携わるデザイナーは広告主や広告主担当営業の言われるがままデザイン制作を仕上げていくツールとして扱われます。

言われるとおりに制作したのに、ダメ出しを喰らうのも日常茶飯事です。『言ったとおりになってない』、『こことここはこんな風に直して』、『なんで言うとおりに出来ないの?』なんていう罵声にも似た要望がどんどん降りかかってきます。

制作の締切りについても、いくつも事案を抱えているのに容赦なく設定され、寝る間もなくずっとパソコンの前で制作にとりかかる日々。昼夜の時間間隔も薄れ、友人と食事に行く暇さえ無いという始末です。

自分のやりたかったデザイン制作はこんなことだったのかと自省する時間も作れないまま、何年も仕事に没頭するというのが制作現場の現実です。それでもあなたは広告制作に携わりたいですか?

広告制作;マックのパソコン

広告制作に携わりたいのであれば、米アップル社のマックを使いこなせるようにならないといけないでしょう。

なぜか?

広告デザインで使用される機械がほとんどマックだからです。広告制作に使われるコンピューターソフトといえば、米adobe社のイラストレーターとフォトショップが2大ソフトですが、いずれもWindowsパソコンでも使用可能です。なのになぜマックが使われるのか?

理由は幾つかありますが、敢えて2つ程挙げておきましょう。

1.歴史的なもの
イラストレーターやフォトショップといったソフトは最初、マックでしか使えませんでした。また、Windowsで使えるようになった後も、マックのパソコンが同じ値段で買った場合、性能が高かったということも要因としてあげられるかもしれません。とにかく歴史的に広告デザインに使用されるパソコンはマックが多かったのは間違いありません。

2.デザインが優れている
これは多分に主観的な意見も含まれますが、マックのパソコンはその誕生以来、デザインに優れているのです。見た目はもちろん、触れた時の質感もいいです。最近のマックのアルミ削り出しのボディは芸術品といえるかもしれません。広告制作は何かと時間のかかる作業です。作業の大半をパソコンの前で費やす広告制作ですから、使っているパソコンがカッコイイマックかそれともオフィス仕様の簡素なWindowsパソコンかというのは長い目で見れば大きな差があります。